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【神奈川県箱根町】「彫刻の森美術館」で草間彌生の数少ない石彫作品『われは南瓜』を4月19日より展示

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神奈川県箱根町にある「彫刻の森美術館」は、新収蔵作品として、草間彌生氏の『われは南瓜』(2013年)を、4月19日(日)より屋外展示場の一角に展示する。これにあたり、展示エリアが作品を活かした空間としてリニューアルされる。

雄大な自然を生かした国内初の野外美術館

彫刻の森美術館は、箱根の四季折々の雄大な自然を生かして1969年に開館した、国内で初めての野外美術館。緑豊かな屋外展示場に、近・現代を代表する彫刻家の名作約120点が常設展示されている。また、ピカソ館をはじめとする室内展示場や、子どもたちが体験できる作品、天然温泉の足湯もあり、心豊かな憩いのひとときを過ごすことができる。

国内で鑑賞できる唯一の草間氏の石彫作品

『われは南瓜』は、草間作品の中でも数少ない石彫による貴重な一点で、2025年まで東京・丸の内の「丸の内ストリートギャラリー」にて展示されていた。今回の展示開始により、草間氏の石彫作品を国内で鑑賞できるのは彫刻の森美術館のみとなる。

彫刻の森美術館としても、草間氏の作品は初コレクションとなるほか、昨年の「森の足湯」に続く屋外エリアの刷新となる。東京・丸の内の都市空間から、四季折々の自然に包まれた環境へと展示の場を移すことで、作品は新たな表情をまとい、鑑賞体験にも豊かな広がりが生まれる。

また、今回の収蔵にあたり、カフェに隣接する展示エリアに鮮やかなモザイクタイルを敷設し、作品を活かした空間としてリニューアルされる。

インスタレーション展示などの関連イベントを実施

関連イベントとして、丸太広場 キトキでは草間作品のインスタレーションの展示や、2013年作品完成時の草間氏のインタビュー動画の公開、ショップコーナーではグッズの販売も予定している。

インスタレーションは、4月19日(日)〜11月1日(日)の期間に丸太広場 キトキとThe Hakone-Open Museum Air Caféにて展示される。

圧倒的な創作活動を続ける草間彌生氏


前衛芸術家であり、小説家、詩人でもある草間彌生氏。幼少期より水玉や網目をモチーフとした作品を制作する。1957年に渡米し、ニューヨークを拠点に活動。国際的な評価を確立する。ボディ・ペインティングやハプニング、ファッション・ショー、映画制作など、多岐にわたる表現活動を欧米で展開した。1973年に帰国後は東京を拠点に活動。これまでニューヨーク近代美術館やテート・モダンをはじめ、国内外の主要美術館において回顧展を開催。2026年現在も大規模個展「Yayoi Kusama」がヨーロッパ3カ国を巡回中。一貫して「自然」「愛」「生と死」、そして無限を主題に、圧倒的な創作活動を続けている。

1962年に、布などで制作した「ソフト・スカルプチャー(柔らかい彫刻)」をニューヨークで発表して以来、多様な素材による表現を続けてきたが、『われは南瓜』は初めて石で作られた作品だ。草間氏の分身ともいえるこの石の南瓜は、未来永劫に「愛はとこしえ(永遠)」のメッセージを伝えている。

草間氏のメッセージ

2013年に丸の内で行われたインタビューの一部で草間氏は、「愛は永遠であるということを私たちは叫んで、そして貧しいことそれから辛いこと、それからまた、闘いのものすごさ、そういったものを皆、自分たちは、精神的淘汰して、そしていつかは天国へ登っていく階段を登って、その上でもって私たちは永久に変わることのない、嫋やかな(たおやかな)静かな世界で、ゆっくりと眠って、人生を振り返りたい。それが私の皆さんに対するメッセージ」と語っている。

現在2つのコレクション展を開催中

彫刻の森美術館では、このほかにも、現在2つのコレクション展を開催している。本館ギャラリーでは作家25名・27点の所蔵作品を展示する「Unique Collection」、アートホールでは作家18名・25点の所蔵作品を展示する「名作コレクション」を開催中だ。

彫刻の森美術館を訪れて、国内で鑑賞できる唯一の草間彌生氏の石彫作品『われは南瓜』を鑑賞してみては。

■彫刻の森美術館(THE HAKONE OPEN-AIR MUSEUM)
所在地:神奈川県⾜柄下郡箱根町ニノ平1121
開館時間:9:00~17:00(最終入館16:30)、年中無休
入館料:大人2,000円/大学・高校生1,600円/中・小学生800円/未就学児無料 ※Webチケット・団体・障害者割引あり、学生は証明書を提示)
HP:https://www.hakone-oam.or.jp

(山本えり)

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